活動の様子 - これまでの活動 - 2011/10/23

10月のカエルクラブの活動は、文化的なまなそびです。今回は、経済産業大臣指定伝統的工芸品である東京銀器の体験教室。

川遊びなどの体を動かす活動とは違うため、今回は午後のみの活動。みんな元気よく集合場所に集まってくれました。この日は数日前の寒さとはちがい日差しが暖かく半袖の姿の子も。子どもたちにとったらまだまだ寒さなんか気にしない時期のようです。

みんな集まったところで、今回お世話になる有限会社 日伸貴金属さんの工房へ出発!

駅から15分程度歩いたところに、日伸貴金属さんの工房はあります。入口を入ると、目の前には指輪やお皿などの綺麗な銀器が置いてありました。

子どもたちは荷物を置いたら早速作業場へ。作業場できちんと正座して並ぶ子ども達。これからどんなことができるのか、ワクワクドキドキみんなしてたのかな。少し緊張した様子でした。

作業の前に今回指導していただく二人の職人さんから「東京銀器」について教えていただきました。

 

銀は殺菌作用があることもあり、長年形が変ることなく、使い続ける事ができるそうです。そのため、ヨーロッパでははるか昔から生活の中で食器として使われ、日本では奈良時代から容器などとして使われていたそうです。また、銀は熱を加えるととても丈夫になり、簡単に変形することはありません。約900度の熱でも溶けることはありませんし、400度でピンク色に染まり柔らかくなります。熱伝導のよい銀は、ピンク色になった次の瞬間、水に入れると触ることができます。

今回は、お話を聞きながら、熱するところ、形が変形をするところを実際に見せていただきました。

熱を加え、急冷したあとスタッフが手で押し込めたお椀は、一瞬にて形が変形。少し前まで誰が触っても形が変わることのなかったお椀が、突然変形したのでみんなビックリ。その後一人ずつ力を加えてみるも、どんどん堅くなってしまい最後は熱する前と同様にいくら力を加えても変わることはありませんでした。変形してしまったお椀はというと・・・その後、再び熱せられピンク色にしてからもとの形にもどすそうです。

銀器について基本的なことを教えていただいたあとは、今回体験させていただく、東京銀器についてのお話を伺います。

東京銀器は鍛金する際、地金を金槌及び金具を用いて手作業により成形するなど伝統的な技法がいくつかあります。その技法は江戸時代に確立したそうで、彫金や切嵌(きりばめ)などのいくつかの図柄や模様付けの方法の中から今回は岩石、ゴザ目のふたつの模様から選んで施すことにしました。模様をつけたのは、しおりと指輪です。

それぞれ、岩石とゴザ目のどちらの模様にするかを考え、決まったら、金鎚を使って早速模様を入れていきます。しおりの子は表裏に自分が考えた配置でカンカンという音を出しながら打っていきます。指輪は自分ではめたい指のサイズをはかり、その1号小さなサイズで模様を打っていきます。指輪の場合は打っていく間に銀が伸びてサイズが大きくなるそうです。また、市販のとは違い指輪のサイズも0号から作れるようで、自分で好きなサイズの指輪を作れるというのも手作りの良いところだと職人さんはおっしゃっていました。

みんな思い思いの模様をつけたら、特殊なお薬を塗って磨いていきます。銀の表面についた指紋などを落としていきます。指紋をつけないようにみんな端をもってごしごし。

すると・・・どんどんピカピカと輝いてきました。「鏡みたい!!」と言っていた子もいたね!本当に磨けば磨くほど綺麗になる銀器を実感しました。

ピカピカになったら体験作業は終了。みんなそれぞれの出来をみて満足そう。

銀は汚れてもお手入れすればすぐに輝きを取り戻すそうです。もし汚れてしまったらご家庭では重層を使って磨くと綺麗になるようなので、お試しください。

みんなピカピカになったしおりや指輪を大事そうに持って最後のおはなし。銀は100%再利用ができるそうで、作業場では年末になると削った銀の粉などを集めて元の銀の板に戻して次の作品に使うそうです。そのままゴミとなってしまうのかと思いきや、ゴミとして銀は残らないという事を知ることができました。

 

 

 

今回は、銀について、東京銀器についてたくさんの事を学んだ1日となりました。

東京に住んでいてもなかなか東京の伝統工芸について知ることはできません。

今回のような活動は、野外の活動とは趣は違いますが、子ども達にとって貴重な体験ができたことには変わりはないと思います。

 

次回は山ぼり! 昨年の高尾山よりも高く、体力も使う陣馬山に登ります!

紅葉を見ながら、最後には温泉入浴です!

また元気いっぱい活動できるのを楽しみにまってるよ!

 

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