活動の様子 - これまでの活動 - 2011/08/09-08/15

まなそびキャンプ2011

八丈島体験エコツアー 活動報告

キャンプ期間中の写真を抜粋してスライドにしています。

下記の報告に合わせた内容・配列になっていますので

文章に照らしながらごらんください。

 

一日目

 

とうとうはじまりました、まなそびキャンプ2011 八丈島体験エコツアー。

21時半の集合で、みんなちょっと遅い時間だったけれど、キャンプへの期待に目を輝かせながら集まってきました。出発式をしてから船に乗り込み、甲板に出てみると、見送りのおうちの人たちが手を振ってくれていました。こちらからも手を振りかえす中、船は出航。おうちの方々は、姿が見えなくなるまでずっと手を振ってくださっていました。

 節電対応のためか、船上からレインボーブリッジのライトアップは見られなかったけれど、東京湾岸の倉庫や工場の美しい夜景、フジテレビ社屋などを見ながら、しばらく心地よい風を感じていました。しばらく夜景を楽しんだら、明日からの楽しいキャンプに備えて、早々にお休みの時間。船の心地よい揺れの中、みんなどんな夢を見ていたのでしょうか。

 

 

二日目

 

船の中で目覚めたみんなは、朝ご飯を食べているうちに、もう八丈島に到着! タラップを降りると、青い空と、大きな八丈富士が迎えてくれました。八丈太鼓も勇ましい演奏で出迎えです。ラッキーなことに、車を待っている間、叩かせてもらった子もいました。 みんなで車に乗って、八丈島にいる間にお世話になる、教会へ向かいました。教会につくと、早速みんなでテント設営。初めてテントをたてる人、やったことがある人、それぞれ力を合わせて立ち上げました。そんなこんなをしているうちにお昼ごはん。スタッフお手製の美味しいパスタとサラダ、デザートのフルーツという、キャンプと思えない豪華な食事にしばし舌鼓。みんなおいしいおいしいと言いながら食べていました。美味しいご飯の後は、みんなお待ちかねの海の準備をして出発! まずは教会のすぐ近くにある八丈島植物公園の中のビジターセンターへ。八丈島の海にいるお魚の展示や、八丈島を紹介した映像を見て、これから始まるキャンプ生活のワクワク感は急上昇! 海の生き物をしっかりと頭に刻み込んでから、底土海水浴場へ。青い海と波しぶきを見て、一刻も早く海に入りたい子どもたち。でもまずはしっかりと準備体操をして、海の約束を確認してからです。OKサインが出ると、子どもたちは一目散に海へ。ちょっと波が高かったけれど、その波に戯れながら思い切り遊びました。ひとしきりあそんだら、今度はシュノーケル講習です。マスクのつけ方、スノーケルのくわえ方、フィンのつけ方など確認してから、それぞれの興味と泳力に応じて、実際に沖に出ます。 すると・・・魚がいるわいるわ。青・黄色・縞模様など色とりどりの魚とサンゴが、目の前に広がります。子どもたちも、この様子を見て大満足! 車の中でもお魚のお話をしながら、また教会に戻ってきました。夜は、みんなで力を合わせてカレー作り。おうちで作ったことがある人も、外で作るのにはまた別のコツがいることを知りました。野菜を小さく切ったり、肉を炒めたり、火をおこしたり、それぞれが工夫と協力をしながら調理を進めました。そうして出来上がったカレーは、とってもおいしくできあがりました! たくさん作ったカレーも、みんな売り切れるまでおなかいっぱい食べました。きちんと自分たちで後片付けまでして、今日はお休みの準備。相談の結果、今夜は女の子はテントに、男の子は教会の中で、それぞれ寝袋を使って眠ることにしました。

 

 

三日目

 

昨日一日、おもいっきりあそんだ子どもたちは、朝になってパッチリ目を覚ましました。今日は、昨日の海のプログラムとは一転して、ジュラ紀の時代のような植物の残る森の散策です。八丈島は、ヘゴという植物が自生する北限の地で、そのヘゴやシダ、地衣類などが周囲に生い茂る大ジャングルです。そこを、現地の八丈島観光レクリエーション協会の方のガイドのもと、動物や植物についてお話を聞きながら進んでいきます。八丈島にいるセミはツクツクボウシしかいないこと、カブトムシはいなくて、クワガタだけがいること、色鉛筆の緑色をした葉っぱは自然の中にはないこと、・・・面白いお話をたくさん聞かせてもらいました。森の先の広場では、アツアツのホットドッグも食べたね。きちんとガイドの方にお礼を言ってお別れをしてから、今度は裏見ヶ滝へ向かいます。この滝は、世にも珍しい自然の造形で、滝が流れ落ちる岸壁が削れているために、流れ落ちる水の向こう側へまわることができるのです。まさに名前の通りの、裏見ヶ滝です。そして滝を見た後は、この滝のすぐそばにある裏見ヶ滝温泉に入浴です。野性味あふれるワイルドなこの温泉は、滝と同じくジャングルの中にあり、水着着用で誰でも一緒に入れるフリー温泉なのです。とは言え、その泉質はすばらしく、一度浸かってしまうと出られないほど。ちょっと温度が熱いと感じた子もいたようだったけれど、みんな気持ちよさそうでした。温泉の後は教会まで戻ってきて、少し休憩。おやつを食べたり、あらかじめ持ってきていたハガキを書いたりして、ゆったりと過ごしました。夕食後は、たまたまキャンプ期間中に当たった、八丈島花火大会を見るために車に乗って出発です。人口8000人程度のこの島のどこから集まってきたのかと思うほど、会場にはたくさんの人があふれかえっていました。屋台も出ていたので、自分たちのお小遣いを使ってかき氷を買ったりして食べたりもしました。花火の打ち上げに先立って行われていた、特設ステージ上の八丈太鼓の演奏や、フラダンスの演技にも目を向けつつ、広げたブルーシートの上にみんなで寝転んで星を眺めながらおしゃべりをしたりして、とてもゆったりとした素敵な時間を過ごすことができました。そして待ちに待った花火の打ち上げは、数こそ500発程度と少ないものの、一発一発がじっくりと上げられていたり、変わった形に輪が広がる仕掛け花火があったりと、思わず歓声を上げてしまう見事な物でした。とても楽しい時を過ごし、昼間の疲れもちょっと出始めてウトウトし出す子も見られ始めたところで、ちょうどお開きの時間です。珍しく渋滞している島の道路を通って教会まで戻り、今夜もぐっすりお休みの時間となりました。

 

 

四日目

 

 八丈島で目を覚ますのも今日が3日目。ずいぶんと子どもたちも生活になじんできました。今朝もおいしい朝食を食べて、活動を開始です! まずは伊豆諸島最高峰の八丈富士を制覇するため、登山口の入り口を目指して車でぐんぐん上がっていきます。急な坂道を上っている途中に後ろを振り返ると・・・、視界いっぱいに広がる海の青! 山に登りながら海を眺められるという素晴らしい環境です。登山口からは、長い長い階段をえっちらおっちら登って行きました。 「つかれたー!」「あとどれくらーい?」という子どもたちのお決まりのセリフを何度も聞きつつ、ガンバロウガンバロウと励まして、ひたすら登ること1200段あまり。頂上近くのややなだらかな斜面までたどり着きました。山頂の標高は854メートル。東京でハイキングといえばポピュラーな高尾山(599メートル)より、ずっとずっと高いのです。頂上付近は雲がかかっているうえ、強い風が吹き抜けていて、霧の渦巻くような幻想的な風景が広がっていました。しばらくその雰囲気を楽しんだ後に下山。歩いている途中に、雲が流れて、眼前に青い海と島の中心街が見えたりもして、みんなで盛り上がりながら下ってきました。登山口まで戻った後は、今度は山の中腹にある、ふれあい牧場へ向かいます。ここで新鮮な牛乳を口にした子どもたちは、その濃い味に子どもたちも「おいしーい」と大好評。間近で牛や馬を見たり、展望台から景色を眺めたりして牧場での時間を楽しみました。教会に戻ってきて昼食を食べたら、今日は中日ということで、ちょっと体を休める時間にしました。静かに過ごすという約束で、横になって昼寝をしたり本を読んだりして思い思いに過ごしました。夕方になって涼しくなってから、車で教会を出発し、かつて流人が運んだという玉石垣を車窓から見学しつつ、温泉へ向かいました。昨日とはまた違う雰囲気のある露天温泉でたっぷり1時間は温まりました。ポカポカさっぱりいい気分で温泉から上がったら、今日の夜のプログラムである光るきのこの観察へ向かいました。観察スポットはその名も「光るきのこの森」ガイドの方の案内に従い、満月の月明かりが差し込むヤシの木の森を進んでいくと、幹の所にぼんやりと輝くキノコが! 「こっちでも光ってるよ!」と声をかけ合いつつ、ガイドの方のクイズを交えた素敵なお話を伺って、日本にある光るきのこの数や、そのうち八丈島で見られるものの数など、たくさん学ぶことができました。ガイドの方にしっかりとお礼を申し上げて、森を後に。教会へ戻ってきたら、今日は少し遅めの夕食。スタッフが精魂を込めて作った島料理です。土地の魚や、八丈名産のアシタバなど、八丈独特の食材をふんだんに使った料理の数々は、あっという間にたいらげられてしまいました。今日は夕食を食べたらもうお休みの時間です。明日の早朝海浜清掃に向けて、しっかり寝ないといけません。たくさん体も動かした今日は、きっとぐっすりと眠れていることでしょう。

 

 

五日目

 

本日はなんと午前4時に起床! 早朝海浜清掃のためです。事前の聞き取りによると、朝早すぎて体が動かないかも・・・と心配されていた子も、頑張って起きだしてくることができました。ともかく着替えと検温を済ませたら、清掃を行う海まで一目散。あたりはまだ暗ーい中での集合です。午前5時になり、今回の清掃でお世話になる八丈島産業育成会のみなさんも、次々と集まっていらっしゃいました。顔ぶれが揃ったところでご挨拶をして清掃開始です! 八丈島の人たちが捨てたごみというより、船から捨てられたり、外国から流れ着いたりしたごみのほうが多く、それらが八丈島に流れ着いているのです。子どもたちは、一所懸命に拾ってくれ、全部を拾いきれるわけではありませんが、かなりの成果を上げることができました。清掃活動を終えて、そのまま海岸で朝食をとります。一仕事終えた後、素晴らしい景色を眺めながらの食事は格別。ぺろりと平らげた後は、底土の海水浴場へ移動して、ビーチコーミング&磯遊びです。ビーチグラスを拾ったり、磯で魚やカニを追いかけたりして、朝の楽しいひと時。あまりに夢中で、磯遊びのはずなのになぜか下着までぐっしょり濡れている人も。しばらく遊んだあとは、今度はクサヤ工場の見学です。実際にクサヤの試食をさせていただきました。スタッフから脅かされて恐る恐る口にした人も、思ったよりマイルドな味わいに「美味しい!」の一言。お土産に買った子もいましたね。さて、草や工場を後にしたのが午前10時。まだ朝の早い時間のようだけれど、今日は早朝から活動していたので、いったん教会へ戻ってお昼寝タイムです。しばらくのお休みタイムの後は、パッチリ目覚めてお昼ごはん。元気をつけたら、午後はみんなも楽しみにしていたフラダンスの講習とレイメイキングの体験です。海沿いの芝生にある小屋で、八丈島の内外で活躍されている「コウリマ ナ ニエ」というフラダンスサークルのみなさんが先生となって、まずうはレイの作り方を懇切丁寧に教えていただきました。生の切り葉を材料に、苦労しながらもみんな素敵なレイを作り上げることができました。早速そのレイを身につけて、みんなでフラダンスを踊ります。先生たちの流れるような腰の動きを真似て、大人も子どもも、みんな一体に。最後は、日本のフラダンス大会で優勝した経験もある先生方の演技を見せていただき、解散となりました。夕方、少し時間があったので近くのヤケンヶ浜へ行ってまた磯遊びを楽しんでから、夕食タイム。この日は、みんなが楽しみにしていた島寿司を食べに行きます。本格的なお寿司屋さんで、すし桶に並べられた漬けの島寿司を口にし、普段はお寿司はちょっと苦手と言っている人も、新鮮なネタを楽しんでいました。教会に戻り、夜は予定を少し変更して、近所で開かれていた盆踊り大会に参加することに。出店のかき氷を食べたり、八丈太鼓をたたいたり、花火をしたりして、夜も充実の時間。教会に戻ったら、星空の話を少し聞いたり線香花火をしてから就寝となりました。

 

 

第六日目

 

島でまるまる一日を過ごせるのは今日で最後。朝のうちにしっかり片付けや掃除を済ませて、最後の遊びに出かけます。まずは黒砂砂丘の見学。伊豆諸島は火山の性質によって、黒い砂の島と白い砂の島がありますが、八丈島は黒い砂の島。その黒砂が積もって砂丘となっているところまで歩いていきます。八丈富士ほどではありませんが、坂を登っていくのは一苦労。と、突然パッと開けたその先には真っ青な海と黒褐色の巨大な砂山。気持ちよい風も吹いてきて、イワツバメも飛び、素晴らしい絶景です。さらに進むと今度は、まるでサスペンスドラマに出てきそうな断崖絶壁。あまりにも切り立った場所なので、子どもたちは一人ひとり順番に、突端まで行っておそるおそる崖下を覗きました。砂丘の見学を終えたら、最後の海遊びの場所である乙千代ヶ浜へ行きます。ここは四方が岩場ですが、真ん中に整備された巨大なタイドプールがあるので、波もなく安全な海水浴場です。しかも、もちろんタイドプールは外海とつながっているので、魚がうじゃうじゃいます、シュノーケルをつけなくても、ちょっと水中を覗き込むだけでいくらでも魚の姿を目にすることができます。子どもたちは夢中で遊び続けました。魚を追ったり、海中鬼ごっこをしたり、潮の吹き出す穴を見つけたり、子どもたちの遊びはめまぐるしく、彼らの発想を場所の豊かさが支えているようでした。たっぷり夕方まで遊び、最後の温泉へ向かいます。八丈島に温泉は数ありますが、その中でもこの見晴らしの湯は、もっとも最近開発され、施設も整備されている温泉です。その売りは何と言っても、露店の浴槽から見える絶景。島の南側に広がる太平洋と、島の南西部の浜、崖、森などすべてが一望のもとに見渡せる素晴らしいお湯です。海岸のすぐそばで湧き立っているためか、温泉の塩分も濃く、いかにも体によさそうな温泉であることは間違いありません。温泉を堪能してから教会に戻り、BBQの準備を始めます。最後の夕食ということもあり、八丈島観光協会の会長、局長さんをはじめ今までお世話になった方にもあらかじめお声をおかけしてお招きしました。お肉、野菜、焼きそばに加えて、差し入れをしてい頂いたパッションジュースやジャガイモ、さらにスタッフ特製の大玉スイカをくりぬいて作ったフルーツポンチなどたくさんの食事が用意されました。おなかもいっぱい、お客様との交流もして、子どもたちも大満足のうちに最後の食事を終えました。そして交流のまとめとして、子どもたちから出し物の披露です。キャンプ中、合間の時間を利用して練習をしていたダンスと、八丈島で思い出に残ったことを絵にまとめて発表しました。見ていてくださった方々からも拍手をいただき会はお開きとなりました。教会の中で寝る前に、今回のキャンプの写真をスライドショーで見て、みんなで振り返りをしたら、お休みの時間となりました。

 

第七日目

 

八丈島生活の最終日。朝は少し早めに起きて、出発準備と最終掃除です。お世話になった教会をピカピカにしてから後にします。まずは空港へ向かい、お土産屋さんで最後の買い物。みんなそれぞれ、おうちの方やお友達に向け、八丈島の特産物などを買いました。その後は一路港へ。一週間前に降り立った港からまた出発です。待合室で待っていると、今回お世話になった教会の牧師先生も見送りに来てくださいました。最後の思い出として記念写真をパチリ。船付場のそばには、観光協会の方や、フラダンスの先生など、たくさんの方がいらしてくださっていました。八丈太鼓の鳴り響く中、皆さんが手を振り、子どもたちも手を振り、名残を惜しみながらのお別れです。ずっとお互いの姿が見えなくなるまで手を振りあっていました。さらに船のわきには、見送りのジェットスキーが隊列を組んで船に併走をしてくれました。波しぶきをあげて疾走するジェットスキーから、「八丈島にまた来てくださーい!」と声をかけられ、子どもたちもまた手を振って応えていました。船は順調に航行し、子どもたちは船内でおやつを食べたり昼寝をしたり、お隣とおしゃべりをしたり、最後のお友達との長い時間をそれぞれの思いのままに過ごしていました。長い航海の時間と思われた帰りの船も、みんなで楽しく過ごしていればあっという間。予定より少し早く、竹芝桟橋に到着しました。おうちの方とも一週間ぶりの対面。出迎えを受けて、最後の解散式です。子どもたちもずいぶん疲れがたまっていた様子でしたが、最後は元気に帰っていきました。

 

 

かえるクラブとしては、今までで最長の宿泊イベントでしたが、内容も充実し、子どもたちも島での生活を満喫できました。いろいろな方の支えや支援をいただきましたおかげで、素晴らしい一週間を過ごすことができました。今回のキャンプの成功を、今後のイベントの充実につなげてゆきたいと思います。お世話になった皆様、そして子どもたちをキャンプへ送り出してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。